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英語学習

知ってました!?英語の目からウロコ表現!

2017/06/05 更新

あなたが英語を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
英語が好きになったきっかけは何ですか?
みなさん、人それぞれだと思います。

私の場合、海外ドラマを見ている時に独特の言い回しや表現をイングリッシュスピーカーがしているのを見て憧れるようになりました。
当時の私にとって、普段日本人が使わないような言葉を使い感謝を述べている姿や、その表現度の高さはキラキラしたもので完全に虜でした。
そこで今回は英語のちょっと変わったおもしろ表現をご紹介します。

(1)ham actor

直訳するとハム役者ですが…
こちらどういう意味だと思いますか?
なかなか使う機会はないか思いますが、実は『大根役者』という意味です◎
なぜ日本語では大根が使用されていて英語ではハムなのか不思議ですよね?

《大根役者の由来》

大根役者の誕生は江戸時代と言われており、日本の民衆演劇として愛される歌舞伎で、舞台俳優に向かって悪態をつく際使用されたそうです。
現在では歌舞伎にかぎらず、下手な演技をする人に使われていますね。
大根が用いられるようになった由来は諸説あり、正確な理由は判明してませんが幾つか紹介したいと思います。

①大根の白さが語源
大根が白いことから、「素人」の「しろ」という音にかけたとする説。
また、演技の下手な役者ほど白粉をたくさん塗り、ごまかそうとするイメージから、大根のように白い顔をした役者=下手な役者と捉えられたという説。

②大根は滅多に食あたりしないことが語源
演技の評価が良く、役者が人気が出ることを「あたる」と言いますが、逆に人気の出ない役者は「あたらない」と言われていました。
「あたらない」役者=食あたりのない大根と同じ。
ということで、大根役者というようになったとする説。

大根役者が生まれた理由、おもしろく納得できますね!
ではham actorの由来は何でしょう。こちらも探っていきたいと思います。

《ham actorの由来》

こちらも大根役者同様に正確な由来はわかっておらず、諸説あります。

①アマチュアが変化して
素人という意味として使用されるamateurアマチュアが時代とともに訛り、hamを用いられるようになったという説があります。
なぜアマチュアからハムに変化していったか謎ですが…(笑)

②ハムレットを略して

シェークスピアの有名な悲劇、「Hamlet(ハムレット)」を下手な役者ほどハムレットの役をしたがる説。
ハムレットの芝居は下手な役者でも、比較的成功することから誕生した説。

また、hamは自動詞として演技が誇張すぎるの意味があるので、Ham actor”のhamは単に演技が下手なことだけでなく、「演技過剰」も意味します。
*ham it up*, *ham up*は『誇張した演技をする』意味のイディオムです。

⑵top banana

文字通り、意味はトップバナナですが…
実は主役・重要人物という意味です。
みなさんご存知でしたか?

当時開演されていた喜劇で、役を演じる3人のうち上手いオチをつけた役者にバナナが与えられる慣習がありました。
このことが由来となり、一番多くバナナをもらえる人=面白い
このように当初はショーで主役を務めるコメディアンを指して使われていましたが、現在では主役・重要人物など幅広く使用される欲になりました。

*second banana

トップバナナに続いてセカンドバナナ、文字通り2番目のバナナですね。
上記のことを学んだみなさんはもう察しがつくかと思いますが、こちら『脇役』という意味です。
こちらもトップバナナ同様の由来となっています。

まとめ

このようにこの場のルーツをたどるのは面白いですね!
また語源を知ることでリアリティが増し、長期記憶にもつながります。
このようにちょっと変わった単語や表現に遭遇した時は、語源を探るのがオススメです◎

読んでくれてありがとうございました!

この記事を書いた人

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