こんにちは。
今回は、フィリピンの代表的な料理7品をご紹介したいと思います。
1,レチョン(lechon)
イベント時に鉄板のフィリピン料理。
豚の丸焼きです。
あらかじめ内臓を抜かれ下味の付けられた子豚を一頭丸ごと串に刺し、炭火でじっくりと焼いた料理。
フィリピンでは、カトリックの行事や収穫祭、祝祭などに欠かすことのできない料理です。
フィリピン人に、おすすめ料理は何かを聞くと必ず名前が上がるほど代表的なレチョン。
特にセブ島のレチョンが有名で、セブ島には専門店がいくつも存在します。
基本的には大人数で食しますが、切り分けて売ってくれるお店もあるので自分の食べたい分だけ購入することも可能です。
2,シニガン(Sinigang)
日本の味噌汁のような、フィリピンの代表的な自家庭の味。
具は魚介、肉、野菜などさまざまで、トマトとタマリンド(マメ科のフルーツ)を用いた酸味が最大の特徴です。
作る人やお店によって少しずつ味が異なり、思わず口をすぼめてしまうほど酸味の強いものから、そこまで強くないものまで幅広くあります。
その酸っぱさ故に人によって好き嫌いがはっきり分かれますが、食べているうちにそれ癖になって好きになったという人も。
また、スープの濃さも異なり、とろみのあるものやあっさりしたものなど作り手や地域によって変わってきます。
スーパーマーケットなどでシニガンスープの素が売っているので、お土産として購入する人もいて、シニガンの人気が窺えます。
3,シシグ(Sisig)
豚肉の切れ端を味付けして炒めたもの。一般的には豚のほほ肉が使用されますが、鶏肉や魚を使うこともあります。
初めて頼んだ時は脂っこいと思いましたが、カラマンシーという日本のレモンやカボスにあたる柑橘類が添えられているので、それを絞って食べるとサッパリとした口当たりになりなぜかどんどん食べられます。
レストランなどでは、白米や目玉焼きと一緒に提供されることもあります。
定食メニューとして食事に、ビール好きの方はつまみにも、オススメのフィリピンフードです。
ご飯に乗せて、軽く醤油と唐辛子で味付けして食べるのが好きです。
4,アドボ(Adobo)
フィリピンの代表的な家庭料理の一つで、日本でいうところの肉じゃが、角煮のような存在でフィリピンの家庭での定番料理の一つ。
アドボは「漬け込む」という意味で、その名前の通り、肉や野菜をお酢やココナッツを使った調味料に漬け込んで料理します。
ニンニクや玉ねぎを入れて炒め、漬け込んだ肉野菜を調理。最後に醤油でしっかり味をつけて終了。
日本人にも馴染む味で、美味しいです。鶏肉や豚肉のアドボが一般的でお肉によって食感なども変わり楽しめます。
アドボ自体ももちろん美味しいのですが、汁もまた味がしっかりとしているので白米などにかけて食べても美味しく食が進むこと間違いなしです。
アドボは国民食的存在でもありどこのレストランでも食べられます。
5,クリスピーパタ(Crispy Pata)
豚足やすね部分を茹でて、そのあと油でカリカリになるまで揚げた料理。
醤油と酢をあわせたソースにつけて食べるのが一般的で、見た目に反してあまり重たすぎない一品です。
骨もたくさんありますが、骨つき肉をがぶりといくとてる感が出て好きです。
結構な量があるので何人かでシェアして食べることをおすすめします。
6,タホ(Taho)
絹ごし豆腐とタピオカのようなものに黒蜜をかけて食べる、フィリピンの代表的な朝食。
豆腐は温かいため、そのことを知らないで初めて食べる人は少し驚くかもしれません。
食べると結構イケます。癖になる方も多数。
タホは道端で売り歩いているおじさんに声を掛けて売ってもらいます。
大小2つのサイズがあり、大きいサイズは20ペソ、小さいサイズは10ペソです。
朝、外から「タホー!」という声が聞こえたらぜひ挑戦してみてください。
最近は日本でカスタマイズされてお店も出ています。
7,カルデレータ(Kaldereta)
スペイン風のフィリピンのシチューのような料理。
牛肉、人参、ジャガイモをトマトソースとレバーペーストで煮込んで作ります。
牛肉以外にも、鶏肉や豚肉が使われることもあり各家庭の味が楽しめます。
カルデレータは各家庭、レストランでソースの作り方が異なったり、その家庭のスペシャルな食材が使われる事もあり個性が出ます。
いかがでしたでしょうか?
上記以外にもフィリピンには魅力的な料理がまだまだたくさんあります。
フィリピンを訪れた際には是非お試しあれ!