ホーム > 英語の勉強に役立つコラム > 英語習得に英文法って必要?
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英語習得に英文法って必要かどうかを書きたいと思います。
ここでいう英語習得の定義は、英語で日常会話が問題なくできる事を指しています。
結論から言うと、英文法は英語習得に必ず必要です。
旅行などでピンポイントに使える表現だけ覚えて使う程度であればまだ問題ないですが、相手としっかり英語でコミュニケーションを取りたいのであれば、最低限の文法は必要になってきます。
英語は『語順』が非常に大事な言語です。
日本語だと、例えば『彼は私を殴りました。』という文の語順を変えても通じます。
どういう事かというと、例えば『私を彼は殴りました。』『殴りました私を彼は。』としても不自然に聞こえるかもしれませんが、意味はわかります。
これは日本語の『助詞』のおかげです。助詞とは「が」「を」「に」「の」「と」などの事です。
『私を彼は殴りました。』『殴りました私を彼は。』
日本語はこの助詞を間違えてしまうと、違う意味になってしまいます。
なので語順ではなく、助詞を正しく使うことが重要になります。
今度は英語で考えてみましょう。『彼は私を殴りました。』という文を英語にすると、
『He hit me.』非常にシンプルな文です。
この文の語順を入れ替えると全く違う意味になってしまいます。
例えば彼(he)と私(me)を入れ替えた場合、次のような文になってしまいます。
『I hit him.』私は彼を殴った。
全く違う意味に変わってしまいますよね。
本来『彼は私を殴った』のに、置く場所を間違えただけで意味がガラリと変わってしまいます。
英文法を知らないとせっかく単語を知っていても正しく単語を並べる事ができないので、こういった事が起きてしまいます。
相手に違った意味で取られてしまう可能性もありますし、意味を理解してもらえずに相手に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
ただ文法は重要ですが、文法を気にしすぎて間違えを恐れて喋らないようにするのは止めましょう。
フィリピン留学の生徒さんで、勉強して知識を入れてから喋ろうと思う方がいますが、せっかく講師がいるのに勿体ないです。
現時点で知ってる英語の表現で結構なので、フル活用して喋るチャレンジをしてみてください。
もし全く英語力0で喋れないという方は、紙にいくつか使いたい表現を書いて使ってみる事をお勧めします。
留学中は英語を勉強中なので、間違えるのは当たり前ですししょうがないです。
間違えても問題ないので、たくさん喋ってその都度正しく喋れるように修正していけばいいと思います。
文法も基礎の部分は疎かにせずに、しっかり身につけましょう。
オンラインレッスンでは勉強した文法を実際に使えるようにトレーニングするレッスンもあります。
せっかく覚えた文法を使えるようにしましょう。